株式会社マイナビ様
豊富な機能、製品のコンセプト、大企業への導入実績など、INSUITE®は、どの比較対象よりも優れた製品だと感じました。
- 株式会社マイナビ
- 設立年
- 1973年
- 従業員数
- 1,337名(2007年4月現在)
就職、転職、派遣事業を中心とした人材情報サービスを提供するほか、出版、留学、進学事業まで多岐にわたる事業を展開。3月1日からは新コーポレートロゴを導入。自社のコーポレート・アイデンティティを明確にし、今後も新しいコミュニケーションのあり方を提案する真の総合サービス企業として、企業の優秀な人材の確保と就業希望者の自分にあった企業探しを支援すべく、よりいっそう、サービスの強化に努めていく。
- 導入概要
- 導入時期
- 2006年8月
- 構築期間
- 3ヶ月
- 利用規模
- 1,200名(導入時)
- 導入のポイント
- 組織内部で正しくセグメント化された情報伝達を実現
- 情報・サービスの一元化と共有・活用が可能
- EIP、GW、KMの機能が豊富で、将来的な拡張が可能
就職・転職・進学情報の提供や人材派遣・人材紹介などの総合人材サービス事業や雑誌・書籍の出版業をはじめ、多岐にわたるビジネスを展開し、急成長を続ける株式会社マイナビ(旧:毎日コミュニケーションズ様)。しかし、社員数の増加に伴い、組織内での情報発信・共有のあり方を改善する必要に迫られた。大組織が抱える様々な課題を解決し、バックオフィス強化を実現する新しいシステムとして、INSUITE®を選択した同社が、システム導入後どのように活用しているのか。業務システム統括部部長薄井氏にお話を伺った。
急激な人員増により、社内での情報発信・共有・活用のあり方を模索。
「弊社は、近年の事業拡大により数年でスタッフが倍増したため、情報系システムの見直しが急務となっていました。」と薄井氏はINSUITE®導入前の状況を振り返る。
「もともと部署単位でサイボウズOfficeを使用していました。会議室予約や、スケジュールの共有などの用途で利用していました。しかし、だんだんと社員数が増えてくるに従って、組織内での情報共有のあり方を真剣に再構築する必要がでてきました。」マイナビは、好調な業績とビジネスの拡大に支えられ、3年前には500名程だった社員数が、現在はグループ全体で1,000名を超える規模に拡大している。
「これまでは、全員に同じ情報を発信していました。ですが、組織が大きくなるにしたがって、ある程度セグメント化し、適切な人に、適切な情報を流す必要がでてきました。その手段として、企業情報ポータルの検討をはじめました。」と薄井氏。
加えて、個人情報保護法への対応などの企業として取り組まなくてはならない課題を多く抱え、バックオフィス強化が不可欠な状況に直面していた。「やらなくてはならないことは多かったのですが、単に人手を増やすのではなく、新しい情報システムを導入することで、手作業を減らし、業務の効率を改善することを目指しました。」と薄井氏は語る。
選定の決め手は、豊富な機能。EIP、GW、KMを一貫してパッケージで提供。
導入・構築に関わる人的リソースを理由に、はじめから完全オーダーメードは候補からはずしていたという薄井氏。「数多くのグループウェア製品を検討した結果、多彩な機能と今後の拡張性を考慮してドリーム・アーツのINSUITE®に決めました。」という。一番の選定ポイントはなんだったのか?
「豊富な機能、製品のコンセプト、大企業への導入実績など、INSUITE®は、どの比較対象よりも優れた製品だと感じました。」と薄井氏は語る。
選定の基準となった機能として、具体的に、閲覧権限の詳細な設定や、ActiveDirectory認証と連携が可能なシングルサインオン機能などをあげたほか、特に通達機能を高く評価。INSUITE®の特長の一つである通達機能は、情報を閲覧する社員の役職・立場に応じて、情報・メッセージをプッシュ型で強制表示し、周知すべき情報や指示を素早く確実に伝えることができる。薄井氏は、「正しくセグメントされた情報を伝えるという導入前の大きな目的を解決することができました。」と笑顔で語った。
各種の業務システムをポータルで一元化し、”気づき”を与えることが理想型。
稼動までのシステム構築もスムーズで、運用に関して満足しているという薄井氏。まずは、ポータルとグループウェアの導入からとスタートし、徐々にいろいろな機能を公開していきたいと語る。
「ウェブメールや外部からのセキュアなログインなど、やりたいことはいろいろとありますが、基幹システムとの連携は行いたいですね。たとえば、営業担当個人個人の業績数字を、それぞれの個人ポータルに表示させるとか、日々変わる事業部毎の数字を自動で表示するなど。一番の理想型は、各種の業務システムが発信するアラートを一元的にポータルで表示し、ユーザが”気づく”状態にしたいですね。」企業情報ポータルやグループウェアは、全社員が日常業務で毎日必ず使うシステム。社内のあらゆるシステムと繋がり、自然と利用されることで、業務プロセスの改善を継続していくことができる。
情報の共有意識が高まり、社員の働き方もじわりと変化し始めています。
それでは、INSUITE®を導入した効果や、変化はどこに現れているのか。「従来のイントラネットシステムでは、閲覧権限など規制をかけられない状態なので、正社員と派遣社員の区別ができず、必要に応じて別途メールで配信するなどしていました。INSUITE®を導入したことで、誰もが意識せずに、自然と正しい情報に導かれるようになりましたね。」 と薄井氏はいう。また、まだまだ運用の途上で、ナレッジの蓄積や各種ルール作り、ポータルの活用の工夫など、これから取り組むべきことが沢山あると断った上で、「社内では、情報の結節点としてポータルが位置づけられ、”何かあればポータルを見る”というように、社員の働き方もじわりと変化し始めていると感じています。」と確かな効果を実感しているようだ。
豊富で便利な機能を、専門家としてもっと提案してください。
最後にドリーム・アーツに今後期待することを伺った。
「ポピー*1君ですか? あの犬はかわいいですね。もちろん製品も気に入っています。これからも、頑張っていただいて、より良い製品に進化していただきたいと思いますし、今後もより良いサポートを期待しています。」と薄井氏は話し、次のように続けた。
「パッケージ自体の性能は素晴らしいと思っています。あとは、豊富で便利な機能をそれぞれ分かりやすく、お客様に提供して欲しいですね。専門家としていろいろと使い方の提案していただき、良い方向に導いてほしいと思います。」