AirH”(エアーエッジ)を活用したeCRMトータルソリューション提供における協業について
DDIポケット株式会社(以下DDIポケット、本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田健)、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下日本HP、本社:東京都杉並区、代表取締役社長:寺澤正雄)、および株式会社ドリーム・アーツ(以下ドリーム・アーツ、本社:東京都港区、代表取締役社長:山本孝昭)の3社は、定額制ワイヤレスデータ通信サービス「AirH”」を活用した高付加価値eCRM(electronic Customer Relationship Management)トータルソリューションの提供について、協業していくことで合意いたしました。
現在、企業や大規模法人等のエンタープライズ市場では、顧客の活動履歴、案件情報、クレーム、問合せ情報、個人・会社情報等を統合管理することで新たなマーケティング展開に発展させるeCRMソリューションへの取り組みが盛んになっております。さらに客先にいながらにして最新の情報を使用しての顧客対応を可能にする、ワイヤレスデータ通信サービスとPDAを組み合わせた使用法も注目されています。
今回の協業スキームでは、DDIポケットが提供する定額制ワイヤレスデータ通信サービス「AirH”」、日本HPが提供する価格性能比に優れたLinuxサーバ「hp netserver(ネットサーバ)」やポケットPC端末「hp jornada(ジョルナダ)」、ドリーム・アーツが提供するオールインワンの新世代EIPプラットフォーム※「INSUITE®One(インスイートワン)」を組み合わせ、トータルソリューションとして提供します。また、カスタマイズやインテグレーションは、日本HPやドリーム・アーツならびにそのSIパートナが行ないます。これにより、モバイル環境からのデータ通信コストを削減する一方で、より広範囲な情報の収集と蓄積、及び分析を可能にする先進的な高付加価値eCRMソリューションの提供を実現します。なお、初年度の目標として、約30社への導入を計画しております。
今後も、DDIポケット、日本HP、ドリーム・アーツでは、エンタープライズ市場における様々なニーズに積極的に取り組んで参ります。
協業の概要
今回の協業により、3社の提供する
- 定額制ワイヤレスデータ通信サービス「AirH”(エアーエッジ)」
- 価格性能比に優れたLinuxサーバ「hp netserver」やポケットPC端末「hp jornada」
- オールインワンの新世代EIPプラットフォーム「INSUITE®One(インスイートワン)」
を活用した、高付加価値eCRMトータルソリューションの提供を実現します。カスタマイズやインテグレーションは、日本HPやドリーム・アーツならびにそのSIパートナーが行ないます。販売は、各社の営業部門が行ないます。
料金イメージ
- 利用端末セット
- 50,000円/1セット~(「hp jornada」+「AirH”データ通信カード」)
- システム価格
- 250万円~/100ユーザ規模、450万円~/300ユーザ規模、850万円~/500ユーザ規模
- 通信料金
- 4,930円/月・1回線(定額)
参考
eCRMについて
eCRMは、各種ITを活用することによって、企業が顧客分析を行う上で、顧客の購買動向や取引状況といった顧客特性や、業種、年齢、家族構成などといった属性を分析し、適正な”アクセスチャネル(電話、FAX、インターネット等を活用した顧客との接点)”により、個々の顧客に対してより的確な商品/サービスを提供していく手法です。eCRMを活用することにより、顧客との長期的かつ良好な関係の構築、信頼感の獲得が可能となり、顧客維持コストを低減しつつ、新規顧客の獲得効率や売上の向上を図ることが出来ます。 現在のような厳しい「買い手主導型市場」では、企業が高い収益をもたらす商品・サービスを継続的に開発していく事が非常に困難になりつつありますが、eCRMはそれらの諸問題を解決する手段として注目を集めています。
「AirH”」について
DDIポケットが提供する「AirH”(エアーエッジ)」は、パケット方式を活用した新たなデータ通信サービスです。既にサービス提供している64kbpsPIAFSでのデータ通信に加え、パケット方式を利用することにより、低コストでかつ信頼性の高いデータ通信環境を提供することが可能となりました。また、定額制料金コース「つなぎ放題コース」の導入により、通信料金を気にすることなくワイヤレス環境でのデータ通信サービスのご利用が可能となります。
日本HPのLinuxへの取り組みについて
日本HPは、企業システムにおけるLinux環境の普及に力を入れています。エンタープライズ用途にはLinuxを搭載した「hp netserver」を提供しています。さらに高可用性環境を実現する「クリティカル・システム・サポート for Linux」を用意し、Linuxによるミッションクリティカル環境を実現しています。また、CGなどの制作用にLinuxを搭載した「hp workstation x2000/x4000」も発表しています。
「INSUITE®」について
「INSUITE®」は、スケジュールや電子メール等のグループウェア・アプリケーションと、ホームページ作成やWeb型データベース等の知識共有アプリケーションを高度に統合したEIPプラットフォームです。社内外のWebベースアプリケーションとの連動を実現する「アプリケーション・ウィンドウ機能」(特許申請中)をはじめとする先進機能や、優れたインターフェース、端末を選ばないフレキシビリティで、これまで導入した既存システムを活かし、簡単かつスピーディなシステム統合を可能にします。「INSUITE®」ファミリーは、中小規模組織の段階的な情報活用を支援する「INSUITE®One」と、数千~1万人を超える大規模での利用に対応した「INSUITE®Enterprise(インスイートエンタープライズ)」から構成されます。詳細については、ドリーム・アーツのホームページ(https://www.insuite.jp/)をご覧ください。