2008年10月24日

ネクスウェイとドリーム・アーツ、多店舗運営支援ポータル「店舗matic」にFAXリマインド機能を追加 -「お知らせ」未読店舗への確認を促すメッセージを、ワンタッチでFAX配信-

株式会社ネクスウェイ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:富加見順、以下ネクスウェイ)、および株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、チェーンストアの運営に特化した多店舗運営支援ポータル「店舗matic(テンポマティック)」の新機能として、FAXリマインド※1機能の追加を発表いたします。この機能により、本部側の情報発信者は、店舗へのメッセージ配信後に行う未読店舗への閲覧催促を、より効率的に行うことが可能となり、また店舗側では、営業時間中の店舗でも本部からの緊急連絡の到着を、接客の合間に簡単に把握することが出来るようになります。なお、実装時期は年内の予定です。

「店舗matic」とは

多店舗運営にあたり、多くの企業が抱えている”本部からの指示・通達が全店舗に伝わらない”、”店舗ならではの現場に根ざしたアイデアや顧客の声が本部に届かない”といった課題解決をお手伝いするSaaS※2ソリューションです。本部から店舗に向けた「お知らせ」機能、本部側で回答フォームの作成や集計が簡単に行える、店舗からの「情報収集」機能、本部と店舗でスケジュールを共有できる「商売カレンダー」機能等を備えています。本部-店舗間の情報共有とコミュニケーションの質を向上させ、魅力的な店舗作りをサポートします。また、店舗で働く人の作業負担を大幅に軽減させ、主業務である接客・販売に従事する時間を増やし、販売力・収益力の強化につなげます。(「店舗matic」の詳細参照)

開発の背景

多店舗運営を行う企業においては、既に高度なIT化が進んでいます。実際、ネクスウェイが100社以上にヒアリングを行った結果によると、多くの企業がメールやグループウェア※3を活用し、PC端末を用いた本部-店舗間のコミュニケーションを行っています。しかし、店舗スタッフは接客・販売などが主業務であるため、常時パソコンに対峙することは難しく、本部からの緊急メッセージが届いても、すぐに確認できないケースが多々あります。そのため、店舗への緊急情報の発信時には、FAXを依然として活用されている企業が珍しくありません。 従来の「店舗matic」には、本部から店舗へのメッセージ配信後、各店舗ごとの「既読/未読」状況を確認できる機能が備わっており、本部の情報発信者が未読の店舗だけを抽出して確認し電話でフォローできるなど、効率的なフォローが可能となる点が好評でした。今回のバージョンアップで、さらに店舗スタッフが接客・販売業務の合間にも確認しやすいFAXによるリマインド機能を追加することで、重要な情報をより早く、本部スタッフの手間をかけずに届けられるようになります。また、ネクスウェイが20年間※4にわたり提供し続けている、信頼性の高いFAX送信インフラ(FNXシステム※5)を活用できるということから、開発にいたりました。

新機能「FAXリマインド機能」の概要

本部側担当者が店舗へのメッセージ発信後、メッセージの閲覧状況が「未読」の店舗のみを随時抽出し、該当店舗に対してワンタッチで一斉にメッセージの確認を促すFAXを配信できる機能です。この機能により、店舗スタッフ側が接客・販売などの業務中で常時パソコンを閲覧できない状況にあっても、その業務の手を止めることなく本部からのメッセージ着信に気付けるので、素早い対応を促せます。

料金

店舗maticの利用料金とは別に、オプション料金が必要となります。

  • 基本料金店舗数に関わらず、1契約あたり30,000円/月(税抜)
  • 従量料金19円/1枚(税抜)

「店舗matic」の詳細

「店舗matic」は、流通・小売業、飲食業をはじめとした多店舗チェーンビジネスにおける、本部と店舗間の情報とコミュニケーションの共有基盤を提供するSaaSソリューションです。本部と店舗間の情報共有とコミュニケーションの質を向上させ、現場スタッフの作業負担を大幅に軽減します。また、商売の全体像を把握した効果的・効率的なオペレーションを通じて、販売力・収益力の強化、魅力的な店舗づくり等の経営課題の解決を強力に支援します。初期費用は無料です(オプションサービス無しの場合)。月額のサービス利用料は、店舗数により異なり、500店舗の場合は1店舗あたり5,200円(税抜)です。「店舗matic」は、ドリーム・アーツのパッケージソフトウェアの実績・経験と、ネクスウェイの営業・販売ノウハウを結集したサービスであり、ドリーム・アーツがシステムの開発と運用を行い、ネクスウェイがサービスの提供・販売を担当しています。


※1:FAXリマインド…FAXにより、指示や通達事項の確認を促すこと。
※2:SaaS…Software as a Serviceの略。ネットワークを通じて顧客にアプリケーションソフトの機能を必要に応じて提供する仕組み。
※3:グループウェア…企業内LANを活用して情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり、グループによる協調作業を支援するソフトウェアの総称。具体的にはコミュニケーションを円滑化する電子メール機能や、スケジュールを共有するスケジューラ機能など。
※4:20年間…ネクスウェイは、2004年10月にリクルートから分社独立する以前の1988年より20年間FAXサービスを提供。
※5:FNXシステム…ネクスウェイ(当時リクルート)が構築した、インターネット回線を通じて、FAXを多くの宛先に一斉配信できるシステム。FNXシステムを活用したサービスは、2008年9月30日現在、その信頼性・安定性から約8,000社(約25,000契約)の企業で導入されている。

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