IIJグループとドリーム・アーツ、豊田自動織機の取引先企業向けポータル基盤を提供
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木幸一、コード番号:3774東証第一部)、株式会社アイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:菊池武志)、および株式会社ドリーム・アーツ(ドリーム・アーツ、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭)、の3社は、株式会社豊田自動織機(豊田自動織機、本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田鐵郎、コード番号:6201東証第一部、大証第一部、名証第一部)に対し、国内外の約2,000社が利用する「取引先企業向けポータル基盤」を提供したことを発表します。
ドリーム・アーツが企業情報ポータルINSUITE®Enterprise:インスイート・エンタープライズ(以下 インスイート®)を提供し、IIJとIIJテクノロジー(以下、IIJグループ)がインスイート®を利用したシステムの提案から構築・導入、および運用を担当し、2009年1月から運用を開始しています。
導入背景
豊田自動織機は、幅広い事業分野における様々な部品・材料・設備を、世界中のサプライヤーから迅速に調達するために、外部調達に関わる情報と調達系の業務システムを公開・共有する取引先向けのポータルサイト “e-shokki”を開設しています。従来の”e-shokki”は、社員向けポータルサイトと同一のサーバ上で稼動していたため、システム運用業務が複雑になり、迅速な運用作業や障害復旧ができていませんでした。また、システム全体の老朽化、利用者の急増によるレスポンスの悪化など、複数の課題を抱えていました。このような背景を基に、豊田自動織機は、IIJグループの技術力・プロジェクトマネジメント力を評価し、インスイート®を利用した連携機能の提案を採用しました。
システム導入効果
2,000社に及ぶ取引先とのコミュニケーションを強化し、新たな事業上の価値を創出
インスイート®を活用した”新e-shokki”の構築により、旧システムで課題となっていたパフォーマンスや運用保守の負荷が大幅に改善しました。また、インスイート®の機能を使うことにより、取引先ごとの柔軟な情報公開の制御が可能になったため、特定の仕入先にのみ機密性の高い情報も安全に提供することができるようになりました。これにより、取引先との密な双方向コミュニケーションを実現し、事業上の効果も出始めています。
現行システムのユーザビリティを保持しつつ、さらにサービスレベルを向上
IIJグループは、”e-shokki”の再構築で、現行システムを踏襲し、取引先企業のユーザビリティを変更することなく、取引先企業向けポータル基盤を実現しました。また、運用保守体制を一本化し、パフォーマンス問題やシステム障害を未然に検知するため、24時間365日監視を行っています。
株式会社豊田自動織機情報技術研究所グローバルIT部山田達也部長は、インスイート®を利用したシステムの導入について次のように述べています。
IIJ、IIJテクノロジー、およびドリーム・アーツの3社は、今後もお客様ビジネスに最適なソリューションを提供してまいります。