J:COM、全国約2500名の営業に「YUKARi」を導入
株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、国内最大手のケーブルテレビ統括運営会社である株式会社ジュピターテレコム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:牧 俊夫、以下 J:COM)が、タブレットの真価を引き出し営業現場を革新するクラウドサービス「YUKARi(ゆかり)」を導入したことを発表いたします。
2015年4月より全国47拠点のJ:COM営業拠点、約2500名が「YUKARi」の利用を開始しています。ドリーム・アーツは、J:COMの新たな営業スタイルの確立を支援するパートナーとしてコンサルテーションから提案、構築、定着化にいたるまで、トータルでサポートしています。
地域特性を活かした営業体制で、現場力を向上
J:COMは、札幌から福岡まで全国5大都市圏で約505万世帯に、ケーブルテレビ、高速インターネット接続、電話等のサービスを提供する他、映像コンテンツの企画・製作、専門チャンネルの運営などのメディア事業を展開しています。個別訪問による地域密着の営業活動や地域特性に合わせた生活情報の提供などで、お客さまの便利な暮らしをサポートしています。
同社はサービス加入者を増やす一方で、営業同士で充分にノウハウを共有しきれていないという課題を感じており、2006年頃から営業力強化を目的としたツール導入に取り組んでいました。競争が激化するなか継続的な業績向上を達成するため、個人の活動量や提案スキルに左右されない、組織的な営業体制を目指し、検討を重ねていました。
そこで、営業改革を支援するパートナーとしてドリーム・アーツを選択し、現場のノウハウを凝縮したコンテンツが搭載された「YUKARi」を導入することで、競争力の向上と営業体制の変革を図りました。
「YUKARi」の導入にあたってドリーム・アーツは、業界と業務プロセスに関する緻密な分析と、営業同行して現場を体感することで得た知見をもとに、J:COMの営業担当者の有志メンバーとミーティングを重ね、営業を担当する全員がお客さまへの価値提供に最適なストーリーを展開できるような仕組みづくりを支援しました。これにより、J:COMの強みである地域密着営業に対応した地域別コンテンツ、営業トークに添った画面展開や操作性に加え、練習モードやナビゲーションなど利活用を促進・定着させるコンテンツもタブレット上に装備し、真に営業現場で活用できるツールとなっています。「YUKARi」を基軸とした、ツール、ルール、体制を包括した統合デザインにより、J:COMの営業改革を実現しています。
活用イメージ
「YUKARi」は「J:Navi」と呼び親しまれており、営業が自己学習できる教育コンテンツや、地域毎に常にコンテンツを入れ替えられるような仕組みを備えています。
YUKARiの画面
地域に必要とされる「生活支援企業」を目指して
「YUKARi」サービス提供の流れ
J:COMとドリーム・アーツによる営業ミーティング風景
全国の営業担当者の中から有志メンバーが集まり、現場の声を最大限に取り入れて構築しているため、営業ノウハウや意見が凝縮された仕組みが「YUKARi」で実現されています。
ドリーム・アーツは、今後もお客様のニーズを捉え、「現場力強化」、「企業競争力向上」に役立つトータルソリューションを提供してまいります。
J:COMは今年で創業20年を迎え、『J:COM Everywhere』という構想のもと、お客さまに新たな価値を提供すべく競争力の強化を図っています。『YUKARi』は、当社の営業を変革し競争力を高めるサービスだと確信し、全社をあげて導入プロジェクトを推進してきました。実際に、2015年1月から試験的に運用したところ、この短期間で既に売上が向上したとの結果が出ています。ドリーム・アーツ社には、営業ツールの提供だけではなく、当社の業務に深く関わり、現場の力を引き出す支援をしてもらいました。今後は、営業以外の現場部門でも導入を検討し、更なる競争力の向上を目指します。ドリーム・アーツ社は、その過程で共に奮闘しながらビジネスの成長を支えるパートナーとして、大いに期待しています。
(株式会社ジュピターテレコム お客さま営業本部 副本部長 菊池孝太郎氏)