2024年10月7日

ドリーム・アーツのSmartDB®︎、社内申請プラットフォームとして博報堂テクノロジーズに導入
国内グループ事業会社の約23,000名が利用するワークフローを統合

大企業向けクラウドサービスの株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、このたび株式会社博報堂テクノロジーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:米谷 修、以下 博報堂テクノロジーズ)が、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®︎(スマートデービー)」を導入したことを発表します。 2024年5月より約23,000名の利用を見据えた社内申請プラットフォームとして導入し、2024年10月中の本番稼働に向けてSmartDB®︎での業務アプリ構築を進めています。

「ひとつながり」の社内申請プラットフォームの実現を目指す

博報堂DYグループは、国内外の広告主などに対しマーケティング・コミュニケーションサービス全般の提供を展開。 同社では、広告会社グループから「クリエイティビティ・プラットフォーム」への進化をミッションに、広告会社の枠組みを超えた事業構造の変革に取り組んでいます。
 そのなかで、2022年4月に博報堂DYグループのテクノロジー戦略会社として博報堂テクノロジーズを設立。 その一部門であるグループ情報システムセンターでは基幹システムを含むIT環境の提供や整備、情報セキュリティ対策、グループITガバナンスの推進を担っています。 現在は、グループ連携をより促進していくために経営管理の仕組みの構築をし、グループ全体のコーポレート機能の高度化・効率化に取り組んでいます。
 同社では、組織や用途によって異なる申請システムを採用していたため、複数のシステムが乱立し、業務が非効率になっていました。 申請者はどこから申請すればよいのかわかりにくく、承認者は承認作業に複数システムを回覧する必要があるなど現場の作業負荷が増大。 そのほかにも、基幹システムと付随する申請業務が分断されており、類似入力を繰り返しおこなうなど非効率な作業が発生していました。
 こうした課題を背景に、新プラットフォームの検討を開始。 複数の社内申請ワークフローをひとつに統合しあらゆる手続きをワンストップ化することで、業務やシステムが分断することなく業務効率化に寄与する「ひとつながり」の申請プラットフォームの実現を目指しています。

グループ連携を強化する社内申請プラットフォームとしてSmartDB®︎を採用

SmartDB®︎は高度なワークフローとWebデータベース機能を兼ね備えたノーコード開発基盤であり、プログラミングの知識がない非IT人材でも簡単にアプリを作成できます。 また、一般的な申請業務だけでなく経営にとって重要な役割を担うMCS(※1)を支える基盤=MCSA(※2)(ミッション クリティカル システム エイド)領域まで業務デジタル化を実現します。
 同社のグループ全体が利用するには、新たな申請プラットフォームとして、会社ごとに異なる業務要件やコンプライアンス要件に応えられるシステム基盤が必要不可欠でした。 複数のシステムと比較し検討を重ねた結果、SmartDB®︎が採用されました。

【グループ全体が利用する新社内申請プラットフォームSmartDB®︎】
グループ全体が利用する新社内申請プラットフォームSmartDB®︎
【SmartDB®︎が評価されたポイント】
  • 1.導入実績 : 20,000名以上の利用規模に対する導入実績
  • 2.ワークフロー機能 : 会社をまたぐ兼務者/出向者を含む承認経路を実現
  • 3.データベース機能 : 柔軟なデータ管理や用途に合わせたデータ表示など機能が豊富
  • 4.幅広い活用範囲 : 一般的な業務から電子帳簿保存法などの法的要件に対応可能
  • 5.容易なアプリ開発 : ノーコード開発のため迅速な改修や開発費用の削減を実現

全社を巻き込むSmartDB®︎プロジェクトに若手を抜擢

同社では若手人材の活躍に力を入れており、本プロジェクトのリーダーとして長谷川氏が抜擢され、プロジェクトの先頭に立って業務変革を推進されています。

本プロジェクトのリーダーに抜擢された長谷川氏
本プロジェクトのリーダーに抜擢された長谷川氏

長谷川氏は「現在は、コンプライアンス観点で対応優先度が高いワークフローから業務整理を開始しています。 また、開発の促進に向けた業務アプリのテンプレート化や全体最適を目的とした開発ルール策定など、活用促進と管理統制を両立する仕組みの整備も進行中です。 今後は、SmartDB®︎と基幹システムの連携でよりシームレスな業務デジタル化を実現しさらなる効率化を狙っていきたいと考えています」と述べています。

同社では2026年までには、約500業務のワークフローをSmartDB®︎に統合しグループ内での本格的な利用開始を予定。 博報堂DYグループのすべての社員が、本質的な価値創造時間を確保できる環境の実現を目指し、新たなシステムを構想されています。

※1 「Mission(任務・使命)」と「Critical(危機的な・重大な)」を掛け合わせた語。 企業や組織の存続に欠かせない、業務を遂行するうえで重大なシステムを指す。
※2 「ミッションクリティカル領域のシステム(MCS)を実践的に支える」というドリーム・アーツのコンセプトやシステムそのものを指す。
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/mcsa/

博報堂テクノロジーズ グループ情報システムセンター システム2部 部長 中 知子 氏からのコメント

博報堂テクノロジーズでは、博報堂DYグループの社内システムを集約し、グループ全体のコーポレート機能の高度化・効率化を目指しています。 SmartDB®︎の導入により、既存製品では諦めていた複雑な承認経路を伴うワークフローの実現をはじめ、社員の業務効率化に寄り添ったシステム提供ができると期待感を持っています。 すでに既存ワークフローに対する運用の見直しや、新しい開発相談などが次々にグループ情報システムセンターに寄せられており、社内業務の改革機運が高まっています。 弊社のミッション実現に向けてドリーム・アーツには“協創パートナー”として魔法の杖の期待を裏切らないサービス提供やバックアップを期待しています。

ドリーム・アーツは、今後も“協創”で「現場力強化」「企業競争力向上」の領域において、さらなるパートナーシップを育んでまいります。


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