2014年10月10日

ドリーム・アーツ、Webデータベース「ひびき®Sm@rtDB」の最新バージョンを発表

株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、現場における協働を革新するWebデータベース ひびき®Sm@rtDB(以下、スマートDB®)の最新版、スマートDB® ver.3.4を発表いたします。スマートDB®は、あらゆるビジネス現場の業務をシステム化するニーズに対応するアプリケーション基盤です。簡易化されたフレームワークにより、ユーザ自身でフォームを作成することで文書管理や複雑なワークフローなど業務に適した業務アプリを作成でき、実際の業務で利用しながら進化させていけることが特徴です。なお、最新バージョンは本日2014年10月10日から提供を開始します。

REST-APIを初公開し、多様なアプリケーション開発を実現

近年スマートデバイスの普及を背景に、多様なアプリケーションからスマートDB®を利用したいというニーズが高まっています。今回の最新のバージョンでは、スマート端末での利用も可能にするスマートDB®のREST-APIを提供した他、「フォーム部品の動的制御機能」を追加しました。

スマートDB®のREST-APIとは、スマートDB®の持つサービス(機能やデータ)を、外部からWebインターフェースを介して利用するためのAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)のことを指します。スマートDB®のREST-APIを利用することで、「文書一覧情報の取得・文書検索」「文書登録・更新」「添付ファイルの取得・追加」「ワークフロー承認」といったスマートDB®の多数の機能を利用した業務アプリケーションの開発が可能となります。さらに、ユーザの要件や開発者のスキルに合わせ、開発環境(開発言語※)を選択できるようになりました。

最新バージョンでは外部からWeb上でスマートDB®のデータの送受信が可能になり、他システムとの連携が容易になります。そのため、データをスマートDB®で管理しながら、複雑で専門的な業務ニーズや、多様なスマート端末アプリにも対応できるようになります。例えば、REST-APIを利用して、スマートDB®のデータを取り出し、そのデータを元に豊富な表現形式で表示した業務アプリケーションをスマートデバイスから利用したり、カメラやGPS等のデバイスからの情報をスマートDB®で管理することも可能になります(図1)。

【図1】REST-APIの利用イメージ

※1従来は開発言語の「JAVA」および「javascript」のみ対応していましたが、REST-APIにスマートDB®が対応したことにより、スマートDB®の開発環境や開発言語に限らず開発ができるようになります。

また、スマートDB®ではフォームの部品を組み合わせることで自由にフォームを作成できますが、今回のバージョンよりフォームの部品内の値の条件によって、業務ロジックで必要となるフォーム部品の表示・非表示が設定できるようになりました。例えば、予めフォーム部品で設定しておいた選択肢の回答によって、次に表示するフォーム部品のパターンを設定によって変えることができます。この「フォーム部品の動的制御機能」により、特定業務の用途で使用するための開発が不要になり、トータルの開発コスト・メンテナンスコストを大幅に軽減することが可能になります。

その他の拡張機能

◆フォームのセルを上下左右へ結合する機能
フォーム上の行・列のセルは、横方向のみ結合が可能でしたが、縦方向への結合機能を追加しました。表計算ソフトのような柔軟なレイアウトが実現でき、表現できる帳票の幅が広がりました。
◆文書の既読・未読を表示する機能
お客さまより要望の多かった文書の既読・未読表示機能を追加しました。バインダ単位で大規模データが含まれていても性能を劣化させることなく、かつ既読にするまでのタイムラグの時間を設定することも可能です。
◆ワークフローシステムにおける承認ルートの表示機能
ワークフロー機能から申請をした際、その後に承認が必要なユーザをリアルタイムに一覧で表示する機能を追加しました。申請時に最終承認者までの通常ルート全てが表示され、確認することができます。
◆新たなサポート対象にブラウザGoogle Chromeを追加
Google Chromeの最新版に対応した他、今回のバージョンにて日本オラクル社が提供する最新版のデータベース製品「Oracle Database 12c R1」に対応しました。【 稼動環境の詳細 】

発売日および価格について

スマートDB®は、本日2014年10月10日より提供を開始いたします。
ライセンス価格は、1000ユーザの場合、9000円(税抜)/1ユーザです。

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