「SmartDB®︎」 ノーコードツールとして世界初のダイナミック・ブランチ機能(特許出願)を実装
株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、このたび大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®︎(スマートデービー)」の最新バージョンで、ノーコードツールとして世界初(※1)となるビジネス・デジタルツインを実現する「ダイナミック・ブランチ機能」を実装し、2021年12月1日(水)より提供開始することをお知らせします。 なお、「ダイナミック・ブランチ機能」の中核となる機能およびアーキテクチャは特許出願中です。
業務デジタル化を、部分最適から現実世界の投影レベルへ
企業では、DX(デジタルトランスフォーメーション)や業務効率化を目的として、クラウドサービスをはじめとする新たなシステムの導入・活用が広がっています。一方、部分最適で増殖した個別システムが乱立し、本来つながりのある業務同士が技術的な制約により分断されるなどさまざまな課題も発生。 現実の業務はその周辺業務との密接な連携・連鎖と階層構造で成立しているため、存在する業務プロセス全体をスピーディーにデジタル化することは、今や企業のデジタル活用における重要成功要因の1つです。
【現実世界の業務連鎖・階層化のイメージ図】
SmartDB®︎で開発した業務アプリ同士の高度な業務連鎖・階層化は、「ダイナミック・ブランチ機能」により極めて容易にノーコードで実現可能となりました。個別の現場で開発された業務アプリも部門間や役職間の壁を越えて連携させ、組織全体の複雑な業務モデルをそのままデジタル上に再現。 「ダイナミック・ブランチ機能」は、現実世界の業務をデジタル上に投影するビジネス・デジタルツインを実現します。
【SmartDB®︎による業務デジタル化のイメージ】
“市民開発”の対象範囲は3倍、個別スクラッチ開発領域も内製化が可能に
これまで部門を越えた大規模な業務システムは個別のスクラッチ開発でしか実現できず、多くの企業が外部の大手SIerなどに委託・依存してきました。 「ダイナミック・ブランチ機能」は、これまで個別のスクラッチ開発でしか実現できなかった領域もSmartDB®︎を活用してノーコードでの内製化を可能にします。 これにより現場部門(非 IT 部門)が主体となった“市民開発”の対象範囲は従来の約 3 倍にも広がり、ドリーム・アーツが提唱する「デジタルの民主化」の推進にも大きく貢献します。
ダイナミック・ブランチ機能の概要と対象業務の例
「ダイナミック・ブランチ機能」の画期的な付加価値は、SmartDB®︎の高性能な大企業向けワークフローエンジンやWebデータベース機能と密接に連携させることで実現しました。 次の4つの中核的な事項により、従来のエンジニアによるスクラッチ開発と煩雑なアプリの運用管理を、極めて容易かつ敏速にノーコードで実現できます。これによりエンドユーザー(非エンジニア)自身での高度な業務デジタル化を可能とし、大企業における「デジタルの民主化」を強力に支援します。
- ・業務アプリ/ドキュメント同士での多階層の親子関係(複数も可)を設定
- ・親子関係のある業務アプリ/ドキュメント間での多段参照・集計等の多様なデータ連携
- ・親子関係のある業務アプリ/ドキュメント間での動的な権限制御
- ・複雑で多階層な業務アプリを動的に制御し大規模なデータ運用・管理を自動化
【実現可能な業務の例】
株式会社ドリーム・アーツ 取締役 執行役員CTO 石田 健亮からのコメント
価格について
SmartDB®︎は、500名まで月額500,000円(税抜)でご利用可能です。 501名以上は個別お見積りとなります。 本機能はSmartDB®︎をご利用のお客さま(※2)であれば、標準機能として利用でき、追加料金は発生しません。 また、2021年12月1日(金)より提供開始します。
ドリーム・アーツは、今後も“協創”を理念に掲げ、「現場力強化」「企業競争力向上」に役立つトータルソリューションを提供してまいります。
※1 ドリーム・アーツ自社調べ
※2 SmartDB®︎をDCS版、オンプレミス版、SmartDB®︎オンデマンド版、SmartDB®︎ SL版でご利用のお客さまは、2022年1月にリリース予定のVer.5.2以降でご利用いただけます。
大企業における業務デジタル化の課題と、その解決策として「SmartDB」で、どのように業務デジタル化を実現できるのかをご紹介する資料を公開しました。ぜひご覧ください。
これまでのデジタル化は、データ構造、アルゴリズム、メモリ・CPUといったシステムの都合にあわせて現実をモデル化するしかありませんでした。 「ダイナミック・ブランチ機能」によって従来の方法に囚われず、システムの専門家でなくとも実際の組織の構造、業務の流れをそのままデジタル空間に反映することが可能になりました。 しかもエンタープライズ領域で長年培われたドリーム・アーツの技術ノウハウにより、一切のパフォーマンス劣化無くこれを実現しています。
また、この「ダイナミック・ブランチ機能」はα版の段階からユーザーとの緊密な対話と協力関係によって「デジタルの民主化」を実現するための機能としてデザインしてきました。
大企業の「デジタルの民主化」は今後より重要な経営課題となります。 ユーザーとの対話によって磨かれたSmartDB®︎がこれを実現することで、DXへとつながる本質的土台になっていくことを期待します。